先輩に聞いた!お笑い養成所に入ってから大変だと思ったお悩み事例とは?
笑いが好きで、人と接点を持ち、業界に興味があるなら、お笑い養成所に入所するのもありでしょう。所属できる事務所が決まれば、デビューすることも可能です。そこで、悩みとはどんなものなのか、裏話も含めて知っておいて損ではないでしょう。そこから自分が何を学ぶのかもポイントになります。
聞いておきたい先輩の生の声がある
笑い(エンターテインメント)の世界は、おもしろい人のみならず、笑わせることが好きな人が向いている業界ですが、笑いのプロを目指すには学びも必要です。そうした基礎を学ぶことができる、それがお笑い養成所で、自分の笑いのスタイルの確立に繋がります。
入所するところによってコースも異なり、お笑い芸人を目指す専攻であっても、リアクション芸人であったり、キャラクターをウリにしたり、モノマネ芸人の専攻まであり、企画力を育成する放送作家専攻もあるようですが、基本「誰にも負けないおもしろさ」を求めるお笑い養成所ばかりです。
最終的にはネタ作り、企画までができるエンターテインメントを養成するのですが、入所してみなければ分からない裏側・裏話などもあるでしょう。大変なこと、悩みなどの事例を先輩に聞いてみてから進路を固めるのもありでしょう。
もちろん、直接聞けるのは体験入所や見学会などですが、各プロダクションのホームページには現役生によるブログが掲載されていたり、先輩のインタビューやメッセージなども掲載されていますから、参考にしてみましょう。
入って良かったことは、一から笑いを学ぶことができる点であったり、先輩芸人を間近に感じることができる点だといいます。評価してくれる人がいることで成長もできている、そうした声も聞かれています。少し勇気がいるが、OB・OG訪問で聞いておきたいことは、ツラいことや失敗談、入所前後でのイメージギャップなどです。
社会人としての教養は必要となる
では、実際に入ってから大変だったことはあるのでしょうか。例えば『笑いの質が向上していない』というように、課題や改善点ばかりが目立ち、目標がさだまらない日々を過ごすこともあるようです。
特に、コンビ結成ともなれば、どっちがボケでツッコミを担当するのかで悩むようですし、ピンでやっていくのか、悶々とする日々を過ごすこともあるようです。先輩いわく、タイミングや空気感が掴めないのはたちが悪い、そうした声をあげるケースもあるようです。
ツッコミのタイミングがずれてしまうことでおもしろくない『間』が掴めないことに悩むこともあるようです。周りをみれば、自分より才能があるように見えて焦っていた、そうした先輩の声も実際にあります。
他にも、入ってから大変だと思った事例こととなるのが、一般教養が身についていなかったり、業界ルールを知らずにこっぴどく説教されたことも事例にありました。例えば、仕事がもらえてからも失礼のない振る舞い、一般常識が身についていないとオファーもこないようです。上座でなく下座へプロデューサーを案内するなどの失敗例も耳にします。
自分なりの愛嬌で、可愛がられる存在だと思っていただけに、冷や汗が出たようで、この先輩いわく、養成所だからこそお笑いだけでなく、社会人としてのマナーも学んでほしい旨も後輩に伝えています。
実力やスケジュールの管理なども大変
大変だと思ったお悩み事例で、もっとも多いことが『お笑い養成所に入ったから売れるとは限らない』という内容です。存在や実力を見てもらえるチャンスがあっても、その実力によってクラス分けがされるところも少なくないため、てっぺんを目指すには上位組に食らいつかなければなりません。
だからといって、お笑い養成所から事務所へ所属できる人というのも限られています。下積み時代が長いのはいたしかたないでしょうし、笑わせることが好きならば、場所は関係ないでしょう。
ただ、やはりテレビに出たい、有名になりたいのなら、ただシステムにしたがっていればなれるワケではないということです。レッスンの時間も指定されることもあったり、アルバイトを含めて仕事を持っているなら、二足のわらじにムリが生じることもあり、それに合わせたスケジュールを組めるところを選ぶべきアドバイスも耳にします。
お笑い養成所に入る前に、先輩に聞くことができるならば、その意気込みも違うものになるでしょう。入ったから良かったこともあれば、大変だと思ったお悩みもあるはずです。その事例などを紐解き、それでも決意が変わらないならば入所するのもありでしょう。
楽しいだけでなく、ツラいことや失敗談、失態をおかすこともあったのなら、そこから学び、糧にすることもできるかもしれません。人脈もなく、厳しい業界であるからこそ、先輩の声は参考になるはずです。