スタートに躓かないために!お笑い養成所の面接に受かるためには?
お笑い芸人を目指して初めに考えるのが、独学か養成所のどちらでノウハウを身につけるのかということではないでしょうか。お笑い養成所に通うことを決めた場合、まずは面接を受けなければいけません。この記事では、お笑い養成所の面接ではどのような質問がされるのか、実技はあるのか、受かるためのポイントなどについて紹介します。
お笑い養成所の面接はどんなことが行われる?
お笑い養成所の面接はどのような流れで進められていくのか紹介しましょう。
面接会場
面接会場に入った時から、面接は始まっていると意識しましょう。会場にいる人の多くは、先輩芸人や実際に関わるスタッフなので、悪印象を与えないようにふるまうことが大切です。
面接
5~6人くらいのグループ面接で行われます。質問の内容は「なぜ芸人になろうと思ったのか?」「なぜこの養成所を選んだのか?」など、基本的なものが多いようです。未成年の場合は「親が芸人になることを理解してくれているか?」、既婚者の場合は「配偶者は了解しているか?」会社員の場合は「会社員を続けるのか?辞めるのか?」など、会話の延長線上での質問が多いといわれています。
ここで見られているのは、会話をきちんとできているかという点です。また、この人を養成所に入学させることで、養成所や事務所がリスクを負うことはないかチェックしています。たとえば、未成年が親の許可なく入学することでトラブルに発展したり、配偶者に黙って入学してクレームが来たりしないか身元調査を行うのです。養成所にとって、不安要素がないことを示すことが重要でしょう。
お笑い養成所の面接に受かるためには?
お笑い養成所の面接に受かるために、やっておいた方がいい下準備などについて紹介しましょう。
下調べ
お笑い養成所に入学する場合、養成所について下調べを充分にすることが必要です。どのようなカリキュラムがあり、自分のやりたいことができるのか、どのような理念のもと運営されているのかなど、ホームページやパンフレットを見て覚えておきましょう。理念について面接で質問されることもあり、その際にしっかりと答えられればポジティブな印象を与えることができます。
自己紹介
面接は自己紹介から始まるため、落ち着いて何をいっているのか、はっきりと面接官にわかるように話すことが大切です。緊張のあまり早口になってしまったり、口ごもったりしてしまうこともあるでしょう。しかし、面接官も緊張していることは理解してくれているので、冷静に自分の気持ちを伝えるように努力することが重要です。
自己PR
自己PRではお笑いのネタを披露する必要はありません。自分が学生時代に打ち込んできたこと、特技などについて話しましょう。面接官はどのような特技や才能があるかを知りたがっています。一般的な企業の面接は、優秀な人材や欲しい人材を見つけるために行われるものです。
しかし、お笑い養成所の場合は、入学すると養成所にとって不利益になる人を見つけて振り落とすために行われます。お笑い芸人になりたいという気持ちと、続けていく覚悟をもって誠実に面接に臨むことが重要です。
お笑い養成所の面接でやってはいけないこと
お笑い養成所の面接で受かるためにやってはいけないこと、気を付けるべきことを知っておきましょう。
遅刻
お笑い養成所の面接に限らず、遅刻は厳禁です。時間にルーズであるという印象を与えてしまうとマイナス評価になってしまいます。電車を使う場合、想定外のトラブルに巻き込まれる恐れもあるので、なるべく余裕をもって行動しましょう。少なくても30分、できれば1時間くらい前には会場付近についておくと安心です。電車の遅延は、遅刻の理由としてなかなか受け入れてもらえないことであると念頭に置いておきましょう。
服装
一般的な面接とは異なるとはいえ、養成所側からとくに指定されていない場合は、カジュアルな服装ではなく、スーツを着ていく方がよい印象を与えられます。スーツでない場合でも、清潔感のある服装を心がけましょう。
質問
面接ではさまざまなことを質問されるので、どのようなことを聞かれるか事前に対策しておく必要があります。質問に答えるときも一般的な回答をするのではなく、自分の経験などを含めて回答するとより自分らしさが伝わるでしょう。質問がないかどうかを聞かれたときは、何かひとつでも質問するようにしてください。
ホームページを確認して疑問に思ったことなどを覚えておいて質問すると、興味や意欲があると受け取られてプラスの評価につながります。逆に質問をしないと、マイナスに取られることもあるので注意しましょう。また常識的なことですが、面接中はスマートフォンの電源は切っておくなど、最低限のマナーは守るように心がけてください。
お笑い養成所の面接に関するノウハウを紹介しました。きちんと準備してスタートを切ることで、その後の活動もスムーズに進むことが期待できるため、事前の準備を万全にして臨みましょう。